大野伴睦


『大野伴睦句集』

昭和39年(1964年)5月29日、大野伴睦は73歳で没。

昭和41年(1966年)、『大野伴睦句集』刊。富安風生序。

   昭和二十八年

観音の慈顔尊し春の雨

秋晴や三保の松原一文字に

   昭和二十九年

三木武吉涼しく痩せて眉太し

   昭和三十一年

九十一花に魁け散りし母

極楽へ花見に母の一人旅

   昭和三十四年

異国めく日向青嶋の青嵐

   昭和三十六年

強盗も人の子なりし夜半の春

強盗のおじぎして去る夜半の春

鵜かゞりや闇美しき金華山

   昭和三十七年

天そゝる金華の城や風光る

   昭和三十八年
   岡山。最上稲荷
日円の功徳極楽百千鳥

   昭和三十九年

鐘がなる春のあけぼのゝ増上寺

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