2013年青 森

蟹田港〜河東碧梧桐〜

 青森から国道280号(松前街道)を行き龍飛岬に向かう途中で、蟹田港に立ち寄る。


むつ湾フェリー


蟹田から下北半島の脇野沢までの航路である。

風のまち交流プラザ トップマスト


展望タワーは地上30mの高さ。

入場料無料だそうだが、先を急ぐ。

 明治40年(1907年)5月16日、河東碧梧桐は青森から龍飛岬に向かい、7里を歩いて蟹田に泊まった。

 地図を開いて見ると、川蟹が大きな爪を鉾立てたようにして、青森湾を抱えている二つの半島がある。右の爪を俗に下北、左の爪を上磯という。図面の上には斗南半島、津軽半島と記す。彼には恐山が蟠(わだかま)って、此には釜伏山が聳え立っておる。釜伏の裏表に平舘、三厩の古跡がある。なおその爪の一端蝦夷近く手を伸べておる処を龍飛岬という。予は平舘の砲台、三厩の義経寺、龍飛の奇岩を見るため、きょう青森を出発したのである。

 七里来て蟹田泊りにする。久し振りの草鮭に豆を踏み出して、脚力頓(とみ)に減じたのを嘆ずる。夜ヤマセの風に、浪の面の騒々しさを聞く。


平 舘へ。

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