私の旅日記〜2009年〜
不動院〜師資塔〜
秋田市八橋に不動院がある。
真言宗智山派の寺である。
寛文5年(1665年)、二代藩主佐竹義隆の開基。
日本三庚申霊場のひとつとされているそうだ。
境内には数多くの庚申塔がある。
不動院
本尊は青面金剛童子。
本堂の右手に「師資塔」があった。
正面 俳祖芭蕉翁 元文二年十月十二日
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左面 中興蓮二師 □二年
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裏面 二祖前寂支考叟
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蓮二は各務支考の別号。
元文2年(1737年)10月12日、義仲寺の芭蕉墓前の土と蓮二の書状を埋めて建立。元文2年(1737年)は支考の七回忌。
彼の七回忌を待て師資塔を立べしと、今年二月七日秋苻窪田の城西、八橋の郷不動院の境内に地を乞ふ(う)て、老師存日の書状一通を取出て舎利になぞらへ、墓沙(砂)と合せ埋み、連衆手づから土石を覆ひて墓を築き、一連三世の供会をあらはし、不朽の佳名を柱石に彫て、師資塔と号し、毎歳二月七日を追福の定期と究め、東羽百世の同士に讃仰堅高の思ひを勧めしむもの也。
『渭江話』(廬元坊編)
「師資塔」と並んで也柳の墓碑があった。
| 筧水堂也柳
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二名一躰
| | 之墓
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| 流泉堂仙女
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也柳は支考の門人。秋田上堀自覚院の修験で、仙女と号した。
宝暦7年(1757年)、建立。
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