土崎港に来航した西国の商船が暴風雨によって難破しそうになったが、宝塔寺の守護神である七面大明神に祈願して、無事に入港することができ、難を免れたお礼として大阪から船で運ばれてきたと言われている。 |
元禄7年(1694年)3月2日、上野の東叡山寛永寺の花見で詠まれた句。「四つ五器」は托鉢僧が持参する食器で四つ一組の食器のこと。「五器」は御器が正しい。 安永4年(1775年)10月、芭蕉八十回忌供養に吉川五明建立。五明45歳の時である。 |
寛政4年(1792年)、一草は宝塔寺を訪れ、五明が建立した芭蕉の句碑を見ている。 |
宝塔寺の蕉翁の碑四ツ五器の句を見て |
旅の花に此五器一ツほしき哉 一草
『松のおぼろ』 |