与謝野晶子の歌碑
法師温泉「長寿館」
湯桧曽温泉から国道291号で水上温泉まで戻り、右折して阿能川沿いに県道270号相俣(あいまた)水上線を行く。
国道17号(三国街道)に出ると、赤谷湖がある。
赤谷湖
赤谷湖は相俣ダム(昭和33年)による人造湖。
中央右に「ホテル関所」、左には「ホテル湖城閣」が見える。
猿ヶ京温泉を過ぎて左折し、法師温泉へ。
途中に猿がいた。猿ヶ京温泉というぐらいだから、猿がいても不思議はない。
大正11年(1922年)10月22日、若山牧水は法師温泉「長寿館」を訪れている。
「長寿館(HP)」は法師温泉の一軒宿。
与謝野晶子の歌碑があった。
草まくら手枕に似じ借らざらん山のいでゆの丸太のまくら
昭和6年(1931年)9月4日、与謝野晶子は法師温泉に3泊した。
法師温泉は一軒宿だから「長寿館」に泊まったわけである。
与謝野晶子が泊まった部屋。
昭和14年(1939年)11月、与謝野晶子は再び法師温泉を訪れている。
紅葉燃え三國おろしに時雨散り立ちぞ我が寄る法師湯の軒
三國山法師の湯さへ今は見て夢の如くにこと入りまじる
法師の湯廊を行きかふ人の皆十年ばかりはことなかれかし
『白桜集』
「長寿館」の奥に万葉集の歌碑があった。
三国山木末(こぬれ)に住まふむささびの鳥待つがごと吾(あれ)待ち痩せむ
『万葉集』(巻第七)収録の歌。
法師温泉「長寿館」日帰り入浴は10:30〜13:30。料金は800円。
13:30を過ぎてしまったので、今日は入れない。
お風呂は後日改めて来よう。
猿ヶ京温泉へ。
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