私の旅日記〜2014年〜
真清田神社〜尾張国一宮〜
一宮市真清田に真清田神社(HP)がある。
真清田神社楼門
真清田神社は延喜式内社。
「延喜式神名帳」に「尾張国中嶋郡 眞墨田神社 名神大」とある。
尾張国一宮である。
楼門の右手に赤染衛門の歌碑があった。
そのころ国人はらたつことありて田もつくらし、
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たねとりあけほしてんといふときゝて、またますたの
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み社といふところにまうてたりしに神にまうさせし、
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賤の男のたねほすといふ春の田を
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作りますの神にまかせん
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かくてのち田みなつくりてきとそ
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赤染衛門は木曽川からの用水路である大江川を整備した尾張国司大江大江匡衡(おおえまさひら)の妻。
長保3年(1001年)頃農民が怒りを鎮め農作業に従事することを願った歌。源氏物語の作者紫式部が尊敬をした女房。
左手に阿仏尼の歌碑があった。
一の宮といふやしろをすくとて
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一のみや名さへなつかしふたつなく
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みつなき法をまもるなるへし
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弘安2年(1279年)10月19日、阿仏尼は一宮を通る。
阿仏尼は弘安6年(1283年)頃に記された紀行文『十六夜日記』の作者。
真清田神社拝殿
平成18年(2006年)、本殿は国の登録有形文化財に指定されたそうだ。
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