一茶ゆかりの地


〜氷川神社〜

JR宇都宮線さいたま新都心駅を出る。


旧中山道に氷川神社一の鳥居がある。




是より宮まで十八丁

 大宮といふ所に、むさしの国一の宮といふ大社有。松杉のおく十八丁とあれば、心ならずも遙拝して過る。此里は、家々のいたゞきにさまざまの草を植る。なんとなくいにしへめきて、さながら巣居(さうきよ)のありさまとも見ゆ。

   かきつばた烟(けむり)かゝらぬ花もなし


参道の欅


 安永6年(1777年)、小林一茶は15歳の時江戸へ奉公に出る。

 寛政3年(1791年)4月10日、本郷から戸田の渡りを越へて、わらび駅。11日、浦和を経て、大宮で氷川神社を遙拝する。18日、出郷してから初めて柏原に帰る。29歳の時である。

氷川神社。


「大宮」の地名は氷川神社に由来する。

大宮は中山道4番目の宿。

 文化4年(1807年)10月28日、一茶は大宮の小林三右衛門に泊まり、故郷の柏原に向かう。

廿八日 晴 草庵を立て大宮小林三右衛門泊

『文化句帖』(文化4年10月)

以後、一茶は何度も大宮に宿泊している。

十八日 晴 大宮 小林三右衛門泊

『文化句帖』(文化4年11月)

卅 雨 大宮 小林三右衛門泊

『七番日記』(文化7年5月)

八 晴 大宮 栗原助左衛門

『七番日記』(文化11年8月)

七 晴 大宮 小林三右衛門

『七番日記』(文化12年9月)

[廿]一 晴 大宮 小林三右ヱ門泊

『七番日記』(文化12年12月)

[廿]九 晴 大宮 山ザキ屋

『七番日記』(文化13年9月)

一茶ゆかりの地に戻る